福彩支援

2016年

福彩支援ニュース 第10号

news10

<内容:8ページ>

福島原発さいたま訴訟を支援する会が発行する会報「福彩支援ニュース 第10号」が発行されました。
PDFファイル形式で公開いたします。画像部分をクリックしてご覧下さい。

内容は下記の通りです。

弁護団、原告の避難の正当性を主張し、
津波の予見可能性に関する国の反論を厳しく批判

  • 第10回期日(2016/4/13)報告
  • 第10回期日 原告側弁護士意見陳述書(全文)
  • 「日本と原発 4年後」自主上映会
  • 第2・3回「福彩訴訟原告交流会」

福島原発事故責任追及訴訟 第10回期日のおしらせ

20160413

※画像をクリックするとPDF表示されます

福島原発事故責任追及訴訟 第10回期日

  • 日時 平成28年4月13日(水) 15:00開廷
  • 会場 さいたま地裁101号法廷(JR浦和駅西口より徒歩10分)
  • 傍聴 傍聴希望の方は、地裁B棟前に14:20までにお越し下さい

報告集会・懇親会

  • 日時 平成28年4月13日(水)第10回期日 終了後
  • 会場 埼玉総合法律事務所 3階 会議室(地裁より徒歩3分)

1月27日の第9回期日では、皆様のおかげで傍聴席がほぼ満席となりました。本当にありがとうございました。

第9回期日では、東電設計(株)が2008年4月に作成した、福島第1原発における15m超の津波高を予測した検討結果を弁護団が入手し、本裁判で証拠提出しました。

「津波は予測不可能だった」と言い張る東電が提出を拒み、これまで公開されていなかった文書です。

この文書をもとに原告弁護団は、震災の3年前に東電側が福島第1原発での15m超の津波と非常用電源等の水没を予測し、「津波対策は不可避」と認識していたにもかかわらず対策を怠ってきたこと。
国も適切に監督権限を行使しなかったことを、厳しく追及しました。

政府や県の福島原発事故「収束」方針を、決して許してはなりません!

2月18日には、福島原発事故で福島県から京都市内に自主避難した家族が、仕事を失った上に精神疾患を発症したとして、東電を相手取った損害賠償請求訴訟で、京都地裁(三木昌之裁判長)は、3,000万円の支払いを東電に命じました。

「自主避難者」に対する東電の賠償責任が認められた初めての判決です。

3月9日には大津地裁が、高浜原発3・4号機について、関西電力に運転停止を命じる仮処分の決定を下し、25日には、四国電力が伊方原発1号機(愛媛県)を廃炉にすると発表。

日本の原発をめぐる状況は確実にに変わりつつあります。

今回も満員の傍聴で原告を応援しましょう。ぜひ傍聴にお運びください。

3/20「日本と原発 4年後」上映会にて入会申込された方について

3月20日「日本と原発 4年後」上映会では多くの皆様にご来場いただきありがとうございました。
心よりお礼申し上げます。

当日、入会お申し込みをされた方のなかで、誤ってお申込情報(氏名、連絡先等)の記入用紙を返却してしまい、お申し込み手続きが完了していない方が1名いらっしゃいます。
大変申し訳ありませんでした。

お心当たりのご本人様がいらっしゃいましたら、あらためまして、ご住所、お名前、連絡先(email or お電話番号)をお問い合わせフォームよりお知らせ頂けますでしょうか。
お手数をお掛けし恐れ入りますが、そのご連絡をもちまして、お申し込み完了とさせていただきます。

該当されるご本人様におかれましては、重ねてお詫び申し上げます。
どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

福彩支援ニュース 第9号

<内容:8ページ>
福島原発さいたま訴訟を支援する会が発行する会報「福彩支援ニュース 第9号」が発行されました。
PDFファイル形式で公開いたします。画像部分をクリックしてご覧下さい。

内容は下記の通りです。

「津波対策は不可避」とした東電の内部文書を弁護団が入手・公開!
対応を先送りした東電の重過失が明るみに

  • 第9回期日(2016/1/27)報告
  • 第9回期日 原告側弁護士意見陳述書1(全文)
  • 第9回期日 原告側弁護士意見陳述書2(全文)
  • 第1回「福彩訴訟原告交流会」
  • 『日本と原発4年後』自主上映会のご案内

3/20 映画「日本と原発 4年後」自主上映会

20160320

※画像をクリックするとPDF表示されます

福島原発事故で故郷を追われ、埼玉県に避難した被災者の有志が、2014年3月、国と東電を被告とする損害賠償追求訴訟『福島原発さいたま訴訟(福彩訴訟)』を提訴し、現在20世帯68名の方々が原告となっています。
私たちは心ある市民の皆さまに、被害の実態と被災者の想いを知っていただきたく活動しています。

今回は、昨春好評を博した「日本と原発」の続編「日本と原発 4年後」の上映会を企画しました。
監督・製作にあたった河合弘之弁護士が「日本の原発の全ての論点を論じ尽くした」という渾身の続編です。
あわせて福彩訴訟原告・弁護団から裁判の経緯と意義についてお話しいただき、チェルノブイリ原発事故の被災地・ベラルーシからの報告も予定しています。
被害者の権利回復と日本の脱原発を深く考える集い。
皆さまのご参加を心よりお願いいたします!

  • 日時
    2016/3/20(日)
    13:15 開場
    13:30 開演
    13:30~13:45 福島原発さいたま訴訟 原告・弁護団による経過報告
    13:45~16:05 映画「日本と原発 4年後 上映
    16:05 チェルノブイリ事故の被災地・ベラルーシからの報告
  • 会場
    市民会館うらわ ホール
    埼玉県さいたま市浦和区仲町2-10-22
    TEL 048-822-7101
    JR「浦和」駅 西口より徒歩7分
  • 料金
    前売 800円
    当日 999円
  • 上映作品
    日本と原発 4年後
    原発の仕組み、歴史、福島の事故から現在に至るまで、弁護士視点で描かれる日本の原発のすべて。
    大きな反響を呼んだ「日本と原発」の続編!
    監督 河合弘之さん
    構成・監修 海渡雄一さん
    音楽 新垣隆さん
  • 主催
    『日本と原発 4年後』上映実行委員会
    福島原発さいたま訴訟を支援する会(略称:福彩支援)
    さいたま地区労働組合協議会
  • 協賛団体
    エコネットとみおか、原発事故責任追求訴訟埼玉弁護団、埼玉西部・土と水と空気を守る会震災支援ネットワーク埼玉生活協同組合パルシステム埼玉生活クラブ生協埼玉全国福島県人友の会
  • お問い合わせ
    福島原発さいたま訴訟を支援する会
    090-5406-6100(森さん)
    048-829-7400(SSN・愛甲さん)

2016年1月27日第9回期日報告~次回は2016年4月13日です!

2016年1月28日(水)の第8回期日(さいたま地方裁判所)は、傍聴席も皆様のおかげでほぼ満席となりました。
傍聴においで頂いた皆様、本当にありがとうございました。

次回期日は4月13日(水)15時開廷です。
皆様の引き続きのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

第8回期日では、東電が本訴訟には関係ないとして、これまで提出するのを拒んできた
東電設計(株)が平成20年4月に作成した福島第1原発において、津波高が15mを超えることを予測した検討結果を示した書類が弁護団によって入手され、本裁判で証拠提出されました。

これは、東京電力株主代表訴訟において、東電が東京地裁に提出していたものですが、提出の際に、原告と証拠秘匿契約を結ぶことを条件としたため、これまで、一般に公開されていなかった文書です。

今回、東京地裁が保管する株主代表訴訟の証拠記録を、利害関係人として、原告ら代理人が開示を請求したのを受け東京地裁が、「開示するな」という東京電力の主張を退けて、開示したものです。

ここで明らかになることは、東電が、

  • 福島第1原発に、15mを超える津波高が予測していたこと
  • 非常用電源等が設置された建屋地下が水没することもまた予測されていたこと
  • この検討結果を受けた会議録には「津波対策は不可避である」との認識も記載されていました。
  • それにもかかわらず、なんら対策をとってこなかったこと
  • そして、なおも、この重要な書類を一般に公開することを拒んでいること
  • 誰も責任をとることなく、今なお、自らの過失を明らかにする書類を秘匿し、これに誠実に向き合うことがない。それは被害者を冒涜するものである、

・・・と被害者の怒りを代弁する弁護団の力強い陳述が法廷でなされました

この証拠書類はこれから、全国の裁判で利用されることになる、ということです。

また、避難が当然の権利であり、原発事故によってふるさとを奪われるという未だかつてない被害を原告らに及ぼしたこと、その精神的損害は甚大なものであり、裁判所の公正な判断を求める陳述もなされました。

続けて行われた報告集会でも、各所の裁判の進行状況やお知らせも報告されました。

また、避難用住宅補助打ち切り撤回を求める署名の協力のお願いも原告からありました。
(署名用紙は下記にありますので合わせてご協力いただきますようお願いいたします)
https://fukusaishien.com/archives/472

これからも、皆様のご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

次回以降の期日

  • 4月13日(水)午後3時
  • 6月22日(水)午後3時

お知らせ:「日本と原発」の続編 「日本と原発 4年後』自主上映会のご案内

昨春の自主上映で好評を博した『日本と原発』に続き、監督・製作にあたった河合弘之弁護士が「日本の原発の全ての論点を論じ尽くた」という渾身の続編。

「福島原発さいたま訴訟」の原告・弁護団からも、裁判の経緯と意義についてのお話しをいただき、被害者の権利回復と日本の脱原発を深く考える企画としました。

みなさまのご参加を心よりお待ちしています!。

  • 日時:2016年 3月20日(日) 13:30 開場/14:00 開演
  • 会場: 市民会館うらわ(浦和駅西口より徒歩7分)
  • さいたま市浦和区仲町2-10-22
  • 料金: 前売 800円
  • 主催:『日本と原発 4年後』 上映実行委員会
  • 前売券申込/お問い合わせ先 090-5406-6100(担当:森)

福彩支援ニュース 第8号

2016-01-20_191820

<内容:8ページ>

福島原発さいたま訴訟を支援する会が発行する会報「福彩支援ニュース 第8号」が発行されました。
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内容は下記の通りです。

第8回期日、第3次提訴が合流
胸を打つ女性原告の陳述に法廷の空気が一転
次回は1/27(水)15時開廷

  • 第8回期日(2015/11/25)報告
  • 第8回期日 原告意見陳述書(全文)
  • 第8回期日 原告代理人弁護士意見陳述(全文)
  • 「2015 原発事故被害者の切り捨てを許さない東京集会」報告
  • 「日本と原発 4年後」自主上映会(2016/3/20 市民会館うらわ)のご案内

 

 

福島原発事故責任追及訴訟 第9回期日のおしらせ

20160127

福島原発事故責任追及訴訟 第9回期日

  • 日時 平成28年1月27日(水)15:00開廷
  • 会場 さいたま地裁101号法廷(JR浦和駅西口より徒歩10分)
  • 傍聴 傍聴希望の方は、地裁B棟前に14:20までにお越し下さい

報告集会・懇親会

  • 日時 平成28年1月27日(水)第9回期日 終了後
  • 会場 埼玉弁護士会館(さいたま地裁より徒歩5分)

寒い雨の降る中、11月25日の第8回期日に傍聴においで頂いた皆様、本当にありがとうございました

第8回口頭弁論で行われた原告の意見陳述は、本当に胸を打つものでした。

「避難生活は家族の棲む場所をばらばらにしただけでなく、家族の心までもばらばらにしてしまいました。…… 穏やかな日常、子育ての方針、誰にとっても当然の生活を、原発事故ですべて失いました」

勇気をもって自らの想い、被害の実態を真正面から語ってくださった言葉の一つひとつが、本当に重く響き、突き刺さりました。この法廷に立つまでに、どんなにつらい長い時を経たことか、そして、それを乗り越えることがどんなに大変だったことか。
さらに胸打たれたのは、続けて読み上げられた幼い娘さんの作文でした。
「私は地震と聞くと体が震えます。友達と別れなくちゃいけなくなった。ママの頭がおかしくなっちゃった」。
幼い子供たちはどんなに大変で不安で切ない想いをしたことでしょう。けれど、裁判後の報告集会で参加者から大きな拍手を受けたお母さんを見て、誇らしく思ったことでしょう。

政府や県の福島原発事故「収束」方針を、決して許してはなりません!

2017 年3 月以降、避難者への国や自治体の支援打ち切りが表明される中、避難者の状況は厳しくなる一方です。
闘う原告への何よりの励ましが満員の傍聴席。裁判所や被告への強いプレッシャーともなります。
次回期日も満員の傍聴で原告を応援しましょう。

みなさま、ぜひ傍聴にお越しください。