私達は何も悪い事はしておりません、当然原発の所有者でも管理監督者でもありません。事故の責任を取る立場には無いことはあらゆる法を見ても分かります、しかし私たちは避難指示の下、避難をさせられました、避難指示区域ではない皆さんも区域の方と同じく放射能の危険を避けるために避難をしました。自分の健康を守ると言う権利に基づいて放射能からの避難を決意しました、福島の現状を考えたときに放射能は危険ではないと言う宣伝に強い恐怖を感じてしまいました、しかも田村市の都路地区では家の周辺しか除染をしないで帰還せよと言う無責任さに衝撃を受けています。安全の承認は住民が決める事なのに国・県・市が決めています、正に福島県の恐ろしさを世間に知らしめています。
私はこのような決定を含め自分のあらゆる権利の侵害と事故が無ければ避難しなくても済んだことに対して、不本意な不利益の完全な賠償と生活保障を求めるために、あらゆる正義の戦いをしていきます。原発事故で苦しんでいる皆さん立ち上がりましょう、我慢はもうこれ以上しては駄目ですよ。
国策と言うあいまいな宣伝と事故は起こさないと言う国及び東電を信じていた善良な福島県民は国民の義務を果たしながら平和に暮らしていました。何の罪も責任もない私たちが愛していた故郷を離れる苦渋の決断を強いて置きながら避難生活の凄惨さは地獄のような毎日です、憲法24条2項の個人の尊厳、憲法13条の幸福追求権、同条の環境人格権等法の下の平等、生存権、先住権を無視続けている事故の責任者に対し堂々と損害を表明しなければなりません。損害の項目には限りがありませんが少し挙げてみます、自然環境、伝統、文化、歴史、居住権、移動の苦痛、移動の負担、健康障害、被ばくの強要、事業・職場・収入の断絶、学業不振、区及び隣組の崩壊、家族離散、持病の悪化、かかりつけ医からの離遠、行政からの押し付け、家系の断絶、強制移動による精神的苦痛、心の破壊などが有ります。
この事故はレベル7と言う世界最大の事故です、プラントの事故ばかりではありません、国民の平和と人権をもレベル7の規模で壊しました。政府と東電を含む原子力利権者たちはあらゆる手立てを使い事故の規模を矮小化しています、特に許せないのは税金を使いメディアにウソを流し続けている事です。
国民の税金を用途外使用して被害者の当然の権利を気付かせないようにして操作しています。
この国民の1%に満たない利権屋たちに対し99%の国民は事故の責任を果たせと大きな声で応援してください。
どうぞ皆さん 、皆さんのご参加並びにご支援、ご協力をお願いします。
前双葉町長 井戸川 克隆