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07月

福島原発さいたま訴訟第6回期日報告

2015年7月1日(水)にさいたま地裁において行われた第6回期日、皆さまのおかげで、傍聴席をほぼ満席にすることができました!心から感謝いたします。

2015-07-05_200344I2015年7月1日第6回期日 原告代理人意見陳述書(PDFファイル:1MB)

第6回期日と集会報告

第6回期日においては、東電が津波予想をわざと低く設定していた欺瞞について論証する力のこもった第11・12準備書面と東電が電源喪失を防ぐ対策(SBO対策)を怠っていたことを指摘する第13準備書面が陳述されました。

東電は福島原発で想定される津波を5~6mとし、今回のような大津波は予見できなかった、と主張しています。
しかし、1997年の太平洋沿岸部地震津波防災計画手法調査報告書の知見によれば、7~14mの津波を想定すべきであったのに、東電は、様々な詭弁を弄して新しい知見を排除し、従来の低い津波想定にとどめました。
そのような高い津波を想定すると対策に大変な費用がかかるためであったとみられます。
自らが作り上げた安全神話に自らを縛りつけていた東電と国の無責任さがこの事故を引き起こしたのは明らかです。

裁判後に行われた報告集会では、傍聴に参加された母子避難を強いられている方が心境を話してくださいました。訴訟への参加を検討されているそうです。

“最初はとにかく忘れたいと思って、考えないようにしていた。
避難する、しないの意見の食い違いから、うまくいかなくなり離婚。
外にも出られなくなった。
でも、支援してくれる方やいろんな方の話を聞いて、
私は何も悪いことしていない。黙ってちゃいけない。
子供たちを守るために声をあげていこう。
そう思って、お話しすることを始めました。”

子供たちを守るために、と語られる言葉の一つひとつが、苦しくつらい経験の重みを持って心に迫りました。

本当に大変な想いをされている方々がまだたくさんいて、それなのに、被害補償は全く不十分な中、さらにわずかな支援策さえ打ち切られる方針など、あってはならないこと、と改めて思います。

この裁判が被害を受けた方々への力となれたら、と願います。

続いて、今日の裁判の進行や、提出した準備書面について、弁護団から丁寧な説明がありました。
法廷では、東電の責任を追及するため、科学的で綿密な主張が続きますが、東電は原子力賠償法で無過失責任を負っているので、「責任はなくとも賠償をする、だから責任論には答えない」というあきれた主張をこれまでしています。
しかし、この裁判では、そのような責任追及に対する言い逃れを許すことなく、今回の事故の責任明らかにすることを、求めていきます。

次回は、国と東電がこれまでの原告側の追及に対しての主張をしてくるということです。

次回期日は、9月2日(水)午後2時半からです。
次回以降の期日も決まりました。
11月25日(水)15時~
1月27日(水)15時~
です。

今回駆けつけてくださったみなさま、本当にありがとうございました。
今回来られなかった方も是非、次回期日にもおいでくださいますようお願いいたします。

これからの長い裁判の歩み、原告団・弁護団とともに、この裁判が正義の判決を得るまで、これからも引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

福島原発さいたま訴訟支援する会

 

2015-07-05_2000102015年9月2日(水)第7回口頭弁論チラシ(PDF:353KB)