福島原発事故責任追及訴訟 第28回期日
- 日時 平成31年12月25日(水)14:00開廷
- 会場 さいたま地裁101号法廷(JR浦和駅西口より徒歩10分)
報告集会
- 日時 同日 第28回期日 終了後
- 会場 埼玉総合法律事務所3F会議室
埼玉県さいたま市浦和区岸町7丁目12−1 東和ビル
閉会後に懇親会があります(無料)
お茶とお菓子をご用意します。
いつもご支援ありがとうございます。
傍聴に足をお運びくださいました皆様、ありがとうございました。
次回福島原発さいたま訴訟期日は、1月30日(水) 14:00 さいたま地裁です。
ぜひ、足をお運びください。
第23回口頭弁論では、原告の方々の損害を立証するための、8名の方の原告陳述書が提出されました。
この内容につき、原告側弁護士が陳述を行いました。
Aさんの母は、福島で元気に一人暮らしをしていました。
趣味の書道や水墨画を楽しむ穏やかな暮らしでした。
突然の事故、避難、で憔悴しきった母は、認知症を発症しましたが、もう自宅に帰れないことを理解し、不安を口にしていました。
メモには、「終戦をけいけんした私たち悪夢が今更思い出され、政府はもちろんぜったい東電は許せない。日本の国が信じ切って」
そして、ふるさとの歌詞が何度も書かれていました。
平成25年6月、母は自ら命を絶ちました。
事故は、母から残りの穏やかな人生のすべてを、Aさんからは、最愛の母と故郷を奪いました。
Bさんは、夫婦と幼い娘4人で暮らし、両親、兄弟家族と共に穏やかに暮らしていました。
子育てをするにはとてもよい環境でした。
事故後、避難指示は出ませんでしたが、放射線量が高く、娘たちを外に出せない、健康を脅かされる恐怖心を抱え、母子避難を余儀なくされました。
幼い娘たちを父親から引き離し、さびしくつらい思いをさせ、夫も孤独な生活で、健康状態も悪化していました。
こんな生活が限界にきて、福島に戻り、家族一緒に暮らすことを選択しました。
しかし、元通り、というものではありません。
将来の健康不安、こどもたちの転校、地域との関係、心の整理をするのに時間がかかります。心の傷は一生残ります。
事故による分断、喪失がどれだけ大きなものであるか、国や東電にしっかりと向き合ってほしいです。
今後も、原告の皆さんの陳述書の提出が続きます。
未曾有の被害の立証に弁護団・原告の皆さんが、取り組んでいます。
報告集会には、大阪、神奈川から原告の方が駆けつけてくださり、報告をしてくださいました。
この裁判へ多くの皆様の関心とご支援をいただけますよう、今後とも皆様のご協力をお願いいたします。
ぜひ、足をお運びください。
1月30日(水)午後2時
4月24日(水)午後2時
今回も満員の傍聴で原告を応援しましょう。ぜひ傍聴にお越しください。
*傍聴ご希望の方は13:20までにさいたま地裁B棟前にお越し下さい。
調整中です。
今回も満員の傍聴で原告を応援しましょう。ぜひ傍聴にお越しください。
*傍聴ご希望の方は13:20までにさいたま地裁B棟前にお越し下さい。
期日終了後、引き続き下記会場におきまして報告集会を実施いたします。併せてご参加ください。
2018年7月25日 福島原発さいたま訴訟第22回口頭弁論への傍聴に足をお運びくださいました皆様、ありがとうございました。
次回福島原発さいたま訴訟期日は、
10月31日(水) 14:00 さいたま地裁です。
ぜひ、足をお運びください。
第22回口頭弁論では、原告の方々の損害を立証するための、
7名の方の原告陳述書が提出されました。
この内容につき、原告側弁護士が陳述を行いました。
退職後、福島で家族や親せき・地域の人々とのコミュニティーの中で
穏やかで充実した日々を送っていたAさん。
その生活は事故であっという間に壊されました。
各地を転々とする日々。避難所の劣悪な環境。
避難先が高濃度の放射性物質が降り注いだ場所であったこがわかり、その時の被爆の恐怖。
長男は、避難先で就職先をみつけることができず、強い不安と焦り。絶望。
母は避難先で亡くなり、強いストレスがたまっていたことを思うと、
安らかな最期を迎えられなかったことが無念でなりません。
避難指示が解除されたといっても、既に町は元の姿ではなく、
戻ること等現実的に不可能です。
裁判所には被害の実相を理解していただきたいのです。
Bさんは原発事故が起きるまで、妻、長男と共に、何一つ不満のない生活を送っていました。
原発後その幸せな生活は一変しました。
事故がおこったとき、事故前の交通事故による重症から退院直後だったため、
避難生活は困難を極め、退院後の治療もままならず、後遺障害が残ることとなってしまいました。
職場が廃業となり、職を失ってしまいました。
避難指示の有無により、賠償額に格差が生じ、親族関係もうまくいかなくなりました。
原発事故さえなければ、と本当につらくて悔しい。
避難先では、息子が、いじめをうけました。
「近寄るな、放射能がうつる」「帰れ」
活発だった息子が元気を失っていく様子、いじめにおびえる日々。
息子の無念は計り知れません。
つらい思いは言葉では言い尽くされません。
被告らには原発事故が及ぼした影響の大きさを考え直してほしい。
Cさんは、代々続いてきた、大規模な稲作農家でした。
父は田圃が命であり、生活のすべてでした。
息子も農業を継ぐつもりでした。
家族皆が、農作業に没頭し、農業に誇りを持っていました。
農業を生業とし、自分たちで育てた米と野菜を食べ、川や海の恵みを享受し、
自然の中で幸せな生活を送っていたのです。
避難先のマンションは狭くこれまでの生活とあまりにも違い、つらく、精神的な余裕を失い、イライラがつのり、喧嘩をすることが多くなってしまいました。
家族の未来はばらばらになり、大きな喪失感と苦痛を感じています。
農業が続けられないことが本当につらいです。
地元の農業復興組合に所属し、農地の保全作業に取り組んでいますが、
農業の再開には課題が山積みで、その課題も解決のめどは経っていません。
これからどのように生計を立てていけばいいのか、
足元から崩れていくようで、不安しかありません。
国と東電には本心からの謝罪をしてほしいと思います。
今後は、原告の皆さんの陳述書の提出が続きます。
未曾有の被害の立証に弁護団・原告の皆さんが、取り組んでいます。
報告集会には、京都、大阪、神奈川から原告の方が駆けつけてくださり、報告をしてくださいました。
この裁判へ多くの皆様の関心とご支援をいただけますよう、今後とも皆様のご協力をお願いいたします。
ぜひ、足をお運びください。
次回以降の期日のお知らせ
10月31日(水)午後2時
1月30日(水)午後2時
いつもご支援ありがとうございます。
傍聴に足をお運びくださいました皆様、ありがとうございました。
次回福島原発さいたま訴訟期日は、10月31日(水) 14:00 さいたま地裁です。
ぜひ、足をお運びください。
第22回口頭弁論では、原告の方々の損害を立証するための、7名の方の原告陳述書が提出されました。
この内容につき、原告側弁護士が陳述を行いました。
退職後、福島で家族や親せき・地域の人々とのコミュニティーの中で穏やかで充実した日々を送っていたAさん。
その生活は事故であっという間に壊されました。
各地を転々とする日々。避難所の劣悪な環境。
避難先が高濃度の放射性物質が降り注いだ場所であったこがわかり、その時の被爆の恐怖。
長男は、避難先で就職先をみつけることができず、強い不安と焦り。絶望。
母は避難先で亡くなり、強いストレスがたまっていたことを思うと、安らかな最期を迎えられなかったことが無念でなりません。
避難指示が解除されたといっても、既に町は元の姿ではなく、戻ること等現実的に不可能です。
裁判所には被害の実相を理解していただきたいのです。
Bさんは原発事故が起きるまで、妻、長男と共に、何一つ不満のない生活を送っていました。
原発後その幸せな生活は一変しました。
事故がおこったとき、事故前の交通事故による重症から退院直後だったため、避難生活は困難を極め、退院後の治療もままならず、後遺障害が残ることとなってしまいました。
職場が廃業となり、職を失ってしまいました。
避難指示の有無により、賠償額に格差が生じ、親族関係もうまくいかなくなりました。
原発事故さえなければ、と本当につらくて悔しい。
避難先では、息子が、いじめをうけました。
「近寄るな、放射能がうつる」「帰れ」
活発だった息子が元気を失っていく様子、いじめにおびえる日々。
息子の無念は計り知れません。
つらい思いは言葉では言い尽くされません。
被告らには原発事故が及ぼした影響の大きさを考え直してほしい。
Cさんは、代々続いてきた、大規模な稲作農家でした。
父は田圃が命であり、生活のすべてでした。
息子も農業を継ぐつもりでした。
家族皆が、農作業に没頭し、農業に誇りを持っていました。
農業を生業とし、自分たちで育てた米と野菜を食べ、川や海の恵みを享受し、自然の中で幸せな生活を送っていたのです。
避難先のマンションは狭くこれまでの生活とあまりにも違い、つらく、精神的な余裕を失い、イライラがつのり、喧嘩をすることが多くなってしまいました。
家族の未来はばらばらになり、大きな喪失感と苦痛を感じています。
農業が続けられないことが本当につらいです。
地元の農業復興組合に所属し、農地の保全作業に取り組んでいますが、農業の再開には課題が山積みで、その課題も解決のめどは経っていません。
これからどのように生計を立てていけばいいのか、足元から崩れていくようで、不安しかありません。
国と東電には本心からの謝罪をしてほしいと思います。
今後は、原告の皆さんの陳述書の提出が続きます。
未曾有の被害の立証に弁護団・原告の皆さんが、取り組んでいます。
報告集会には、京都、大阪、神奈川から原告の方が駆けつけてくださり、報告をしてくださいました。
この裁判へ多くの皆様の関心とご支援をいただけますよう、今後とも皆様のご協力をお願いいたします。
ぜひ、足をお運びください。
10月31日(水)午後2時
1月30日(水)午後2時